2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧
サタ・シネでジャック・ニコルソンの「ウルフ」をみた。 生命力に満ち、敏捷で強靭な体をもった狼がなぜ、蛇行運転で屁っぽこのニコルソン車に轢かれたのか、と疑問に思った。 が、ラスト近く、パートナーが妊娠していることが知らされ、狼メはウィルをわざ…
物価高に対する政府の家計支援で、45,000円が支給されるらしい。その原資は結局、納税しかないのだろうから、上納金の前渡しみたいなものとなる。NHKの日曜討論でも「原因解決にはならない政策追加は問題・・」とあるコメンテイターが発言していた。
断捨離で本を売ろうと選別すると、読み始めてしまうだけならまだしも可愛い。興味のタネが巻き散って拡大し、新しいジャンルに関心が湧いて、図書館で本を借り、さらに欲しくなった本を手に入れてしまう。蔵書は減るのではな く、増え続け、挙句の果てには作…
現役を退いて、それでも二日、三日に一度はヒゲを当っている。 そのヒゲ剃りの時間をかき集めて、生産的な活動に振り向けたら、小説の一篇くらいモノせそうに思う。 ヒゲと月の訪れモノは、生の家賃なのであろうか。
矢吹丈のラストファイト、ホセ・メンドーサ戦は過去の対戦相手のウルフ金串やカルロス・リベラも感染に来ていた。 コマにはないが、ジョーの双生児ともいえる力石徹が来ていないはずがない。 試合後のジョーもホセも呆けた死人のように描かれているのはその…
下ばかり向いて落葉拾いをし、まだこれから枝についた葉っぱが全て落ちてくると気づいた。 結局落葉拾いは、眼の上の在庫がすべて落ちてから拾った方が一気に済んで効率的なのだ。 人生にはこういうことが多いのでは・・そんなことも思った。
「字が小さくて読みずらい」とは、本の低評価の決まり文句である。 しかし大きければ良いというのは、世の賢しらで、 ”見やすい見にくい”の他に、”五感に訴える” という働きが大切である。 活字で、整列の号令が感じられ、やや年代焼けした紙の文字が、 小さ…
時計のコレクション約30個 G-SHOCKとセイコーセカンドダイバー中心。 時間を知るためではもちろんなく、ミッション・インプロッシブと植村直己のオマージュである。 ライターのコレクション約20個 ジッポばかり。 喫煙のためではなく、火を着け、灯を見るた…
絶筆という「錠」という作品をみると、画家伊藤久三郎は、画筆を措くと同時に自作の解釈も拒絶しているかに思えてしまう。観者はしかし、作品が発するイメージとニュアンスを自由又は勝手に受け止め、味わえばよいのである。 「我という人のこころは唯ひとり…
「美術の物語」にはコンパクト版もあった。こちらはファイドン版だけである。 名前の通り携帯性には勝れるが、図版の発色はやはり大判には及ばない。 好みとなろうが、河出書房新社版よりは若干勝るように思う。 結局、大版もコンパクト版もファイドン社版で…
ゴンブリッチの「美術の物語」は原田マハのコメントで“日本的”に火が付いた。 ヤフー知恵袋で聞いてみても反応がないので、お金とエネルギーを費やして自力で調べた。 元版ファイドン社版と河出書房新社版の優劣について、である。 ファイドンの方が良い。 …
ウイスキーは金管楽器、日本酒は木管楽器、チャンポンはオーケストラ。
旧統一教会の調査が始まるらしい。 国葬が免罪符、贖宥状となってはなるまい。 源泉から初めるべきことは少なくない。
古刀の嫋やかなシルエット、手弱女振り。 刃長に比して軽く感じる重さ、手持ちの良さ。 新規、未見の帽子の形態、 夫々、研ぎ減りの所産としたら、“刀は研がれて育つ”と云えるのかもしれない。
ここ数日の柔道談義をまとめると表題のとおりとなる。
柔道界はJUDO対やわらの局面を迎えている、と思う。 やわらの勝負に徹したら全階級優勝も夢ではない。そうすると競技柔道は世界から干され、逆鎖国、“ 国”八部に陥ってしまう。類似の他競技のエッセンスを汲み上げつつ、競技としての面白さと見所を拡げるた…
柔道世界選手権の重量級決勝を見ていて、柔道の判定には「掛け逃げ」と「消極姿勢」の流行があると思った。 さりながら「掛け逃げ」を反則とよぶのはまだしも「消極姿勢」を反則とするのは修辞相違を感じる。 悪意性はないのだからせいぜい“ 消極 ”のママで…
人生の第四コーナーを回ると、あとどれ位の本が読めるか気になってくる。多読するには速読しなければならず、 以前どこかで読んだ「観念の急流に乗れ」を実践しているのだが、やはり消化が悪い。「遅読のすすめ」の教えを思い出してしまう。 小林秀雄がベル…
マイナンバーカードに健康保険証と診察券が一体化されるらしい。 すでにカードを持っている人はどう手続きすればいいのだろう。 紙のままの人は、一気呵成にカード化できるのだろうか。 いっそ最初からカード化してくれたらよかったのに・・。 せめて、一本…
携帯とラインが普及して固定電話の需要が下がり、電話のベルのイメージが変わった。リンリン、ルルルとなるのは、良くない報せかセールス中心になった。 令和の終りをまたずとも、固定ベルは不要不吉の音声アイコンになるかもしれない。
止血 亡命 暗殺 四州帰属のテーブル協議 弾の行き交いを止めるには、これしかないので・・ ウ国は勝ってはいけない戦さを仕掛けられてしまった。 亡命 暗殺 四州帰属のテーブル協議弾の行き交いを止めるには、これしかないのでは。 ウ国は勝ってはいけない戦…
キリストの後ろ姿について、今まで二度ほど投稿した。「キリストの後ろ姿を描いた作品がない」と。ある美術館の館長に質問をぶつけるチャンスが巡ってきた。館長さんは西洋絵画の歴史に詳しく、入門書も多く描いている斯界の権威である。 返答は「記憶にない…
円環思想で考えると上手く説明がつくことが少なくないように思う。 エレベーターの階層指定の設計は、円環構造を前提にしているという。 ヘルダーリンは、週末を超えて、始発にもどる形を、人生の基本にみている。
白洲正子が小林秀雄の骨董狂いを評して「焼き物をいじくり回したから、手で触って味わえるような文章が書けるようになった」と書いている。 運動神経に優れた画家のボタンの絵を観て、白洲のこの言葉を思い出した。 松尾敏男 「雨余」
一年で最も気温の変化を感じるのは9月末から10月末の一か月と思う。 服装が半袖から長袖と羽織りものに変わる。 逆に暖かくなる季節もあろうと思うのだが、実感が薄い。 結局、暑さよりも寒さへの感度の違いなのだろうが、 それは地域性の所産だろうか、冬季…
異業種交流、異文化理解、・・ 異種格闘技の世界を切り開いた巨人の死で、異〇〇が再注目されるだろう。 異世界、異次元、異星人・・ そのパイオニアが異界に旅立った。
高座で涙を流しては噺家失格だが、お客は皆、昔の声を聞き、姿を見ている。 そして今の姿の意味と意気を知っている。 最期の高座で、聞き手は噺家の一代記を堪能した。
武道を語ったBS番組で、格闘家のムサシが「格闘技では距離を取ることが一番難しい」と語っていた。 聞いていて、距離とはつまりタイミングと同義であり、時間と言い換えることも可能に思った。 格闘技が生活信条や理念から作られていることがわかった。 伝統…
深夜、宮崎県で震度5弱の地震が起きた。スマホで宮の字をみて宮城県を連想してしまったが、はるか南方だった。 日本人の二人に一人はガンに罹るといわれるが、二人に一人は罹らない。 地震の発生確率が報道されているが、70%の確率として30%は発生しないと言…
ロシアによるウクライナ4州の併合宣言は、ウクライナ全土の併合宣言の譲歩と見做し得よう。 ともかく戦闘が集結して、テーブルの上の応酬に変われば、どんなに机を叩いたとしても、血は流れないし、死人もでないだろう。