miyukie33ok’s blog

閑長のひとり言

閑長のひとり言

待てば来たれり

 美学に関する番組で、詩人の高橋睦郎が「詩を創るということは“ 待つ ”ことだ」と言ってい、「そんなことはとっくにリルケが言っている・・」と思ったが、なんと小林秀雄も自己の評論執筆を「神経を集中して『待つことだ』」と言っていて驚いた。
 湧いてくるものだ、と言わずに「待つ」としたのは、インスプレーションの突然性と神秘性をいっていようが、文芸全般にとどまらず、広く芸道に共通かもしれない。
 外部から来るものへの期待と依存は弥増すものである。

一富士、ニ高、三イーグル

 大相撲秋場所もあと二日の取組となって、贔屓の力士への期待が高まる。大関経験者で優勝歴のない力士、最高齢優勝の更新等々、様々な応援理由があるなか、今場所は是非北勝富士賜杯を抱かせたい。地味だが自省と自制、それに感謝と分析の頭と心を持ち合わせた、おすもうさんらしい力士である。

白い秋の風

 「石山の 石より白し 秋の風」
 芭蕉に言われなくても、秋の風は白く感じられる。
 それは印象や趣きばかりではなく、大気中の水蒸気が関係するように思う。
 気温の低下や日光の弱まりで、大気中の水分が結晶し、乱反射して、眼には白く感じさせる。
 吸い込む空気の質感も変わって、詩興を搔き立てる。

上には上?が・・

 御嶽海の大関陥落は最速かと思ったら、二場所で陥落した先輩方が四人もいた。
 これからは、昇進後の五場所くらいは、“ 見習い ”か“ 心得え ”を付した肩書にした方が無難かもしれない。

イングリッシュは多言語

 昔、英語学習のリンガフォンに「英語コース」と「米語コース」とがあって、「そりゃ英語のチョイスだろ・・」と思っていたのだが、新井潤美先生の著作に接して、180度考えを改めた。一見、酷似しているので紛らわしいが、Einglischは、コミュニケーションと商業用の世界言語と、社交と階級意識偏重のブリテン言語の二系列があるらしい。各国の放言やお受験英語も含めると、もっと増えるかもしれない。