miyukie33ok’s blog

閑長のひとり言

閑長のひとり言

ボクシング

井上-辰吉 散るこそ花

同じバンタム級の名王者同士の対戦、 前哨戦たる舌戦と メディアの予想合戦 辰吉丈一郎の敗けっぷりを観てみたい。

ロッキー、見るや見ざるや・・

辰吉丈一郎はボクシング映画「ロッキー」を“ すり切れるほど、観た ”と語っていた。 井上尚弥は反対に“ ほとんど観ない、観ていない ”と語っている。同じバンタム級の名王者、 両者の対戦は、夢で観戦するしかないか・・。

リング上の舞踊

井上尚弥のボクシングはアートである。 能楽、狂言、バレエのように。 フルマン戦を再度、詳細に観戦してそう思った。

悶・スター

「名チャンピオン同士の対戦は、 階級が上の選手が勝つ」カルロス・モンソンVSホセ・ナポレス以来、 そう言われ続けたボクシング界で、 井上尚弥以降は、こう言い換えられる予感がする。「階級が勝敗を決するのは、 同レベルのチャンプ同士の場合である」

蝶の疵

モハメド・アリがボクサー生涯で浴びたパンチは20万発という。 綺麗なパラには棘がある、というけれど、 蜂のように刺す蝶々はまた、たくさんの疵を負いながら舞っていたのである。

ライトブロー、ローブロウ

非力、ライトブロー昨夜の井岡一翔の統一戦は、ラッキーなドローだった。 マジョリティードローとは、能くも名付けたものだ。 ドローを「優劣ナシ」でなく「分け」とジャッヂする立場だろう。其れは其れで是し。 しかし、井岡の非力感は如何ともしがたい。 …

IQ高きが故に

昔は”クレバーなボクサー”と言っていたけど、今は「ボクシングIQ」という言葉があるらしい。ボクシングの統一王者戦のインタビューでよく耳にした。 クレバーでもIQでも、秀でているのはモハメド・アリとシュガー・レイ・レナードと思う。相手に応じたボクシ…

らしくない

突然変異に思える。幸運をベルトにした王者にみえる。 計画的で抑制的、試合をプランして、プラン通りのエンディングを演出する。 こんなチャンピオンに心当りがない。 世界バンタム級四階級統一王者の井上尚弥である。けれども、ボクサー稼業にはガッツと不…

プラチナのバンタム そのⅡ

エデル・ジョフレは二か月前に物故していた。 丁度、統一王者井上尚弥が対戦決定の会見をしたころだった。 バトンは引き継がれた。

プラチナのバンタム

井上尚弥選手の強さが際立った。が、硬い感じがした。 つまり直線的なイメージが残った。 エデル・ジョフレと対戦させてみたいと思った。 弧を描くようなアッパーをどう繰り出し、どう躱すのか。 ジョフレ氏、ご存命なので感想を聞いてみたい。

瞬きできない・・

日本の「ボクシングの日」は5月19日である。白井義男がハワイ系米人ダド・マリノを降して王座に就いた日が指定されている。この対戦、白井優勢が伝えられる中、ダド・マリノ側が提示された好条件に釣られて決まったカードらしい。 結果は15回判定の勝利とな…

骨を断たせて・・

二コリノ・ローチェを知っている人は相当なボクシング・ファンと思う。来日試合で藤猛を沈め、スーパーライト級 のチャンピオンの座に就いたアルゼンチンのボクサーである。 その二コリノ・ローチェはデトロイト・スタイルがよく似合った。デトロイト・スタ…

力石はいる!

矢吹丈のラストファイト、ホセ・メンドーサ戦は過去の対戦相手のウルフ金串やカルロス・リベラも感染に来ていた。 コマにはないが、ジョーの双生児ともいえる力石徹が来ていないはずがない。 試合後のジョーもホセも呆けた死人のように描かれているのはその…

一手違いの相打ち

どうしてこんな小説を書いてくれたのだ! そう言いたくなる一篇だった。武者小路の青春小説を想った。 長編にもO.ヘンリーの切れ味があった。 ボクシングは将棋と同じと気付いた。残り少なき身に「Box!」と嗾けたくなった。

闘鶏魂

矢吹丈はバンタム級に拘った。それは多分に同級の語感に由来すると思う。フェザーにポエジー感は乏しく、ライトでは現実感が強すぎる。ウェルターは良いのだが、ジョーの悪ガキ性が減殺される。 丈は、体格ならばライト、ウェルターのところ、己の孤塁を守っ…

表題が決まらない

久々、ほぼ10年振りくらいに映画「ロッキー」を視聴して、良く出来ているのに驚いた。ただのエンスー映画でなく、 アトラクショムービーンでもなく、省略どころ、荒れ処、ヨコ揺れをかまして、ブレない柱を際立たせている。つまり、抑制が効いたザラザラした…

男のグラブ、男の勝負

映画「ロッキー」で使用されているグラブは、Ⅰがカサノバで、Ⅱはレイジェスである。どちらもイタリア製のナックル部分が極端に薄い、男のグラブである。名画は小道具にも味がある。 しかし、それぞれのグラブを選ぶのは誰なのだろう。スタローンか、プロデュ…

天才児ベニテスのギア

ウィルフレド・ベニテスといっても知っているのは余程のボクシングファン、それもオールドファンだろう。 史上最年少の17歳6か月でチャンピオンになった。下した相手はボクシングに申し子のようなアントニオ・セルバンテスだった。 そのベニテスが超特急シュ…

デトロイト

ボクシングの構えには名前がある。ボクシング・ファンなのに最近になって知った。 スタンダード・ガードはオーソドックスな構え。 ピーカーブー・スタイルは赤ん坊をあやす恰好。 フロイド・パターソンの構えが典型的。 閑長の好みはデトロイト・スタイル。 …

拳のつぶやきⅡ

昨日の続きである。 使用グローブから想像するボクサーを70~80年代の名選手、好敵手から挙げてみたい。 ウィニングスは、モハメド・アリ、シュガー・レイ・レナード。 レイジェスは、ジョー・フレイジャー、ロベルト・デュラン。 エバーラストは、ジョージ…

拳のつぶやき

ボクシンググローブにもお国柄がある。 日本製のウィニングは堅牢で安全、耐久性も高い。メキシコ製のレイジェスは、打撃力以外の全てを犠牲にした印象。アメリカ製のエバーラストは両者の中間。 どのグローブを選ぶかで、ボクサーのタイプが判る。

永遠のファイティングポーズ

あしたのジョーこと矢吹丈は、ボクシングの対戦で主要なライバルのすべてに敗れている。力士徹、カーロス・リベラそして最後の試合、ホセ・メンドーサ。 それでもマンガも主人公も人気絶大な理由は、試合の都度、ジョーが完全燃焼していること、負けても“ あ…

タンクの如く

昨夜の村田-ゴロフキン戦は、前座が長く開始が宵の入りになって閉口した。試合は名勝負といいうる内容だった。 前座試合とメインイベントを見比べて、一流ボクサーと並のボクサーの違いは、打たれ強さの差と思った。パンチ力が弱くてはボクサーになれないが…

ポーズと生き様

ボクシングではダウンしたまま10カウントを数えられるとKO負けとなる。10カウント以内に立ち上がるだけでは不十分で、ファイテング・ポーズ、つまりボクシングの構えを取る必要がある。 日本ボクシング往年の名選手ピストン堀口の死因は、轢死である。酔っ…

ボクサーのお郷

閑長がオールドボクシングのファンであることは以前にも投稿した。その折、ウェルター級タイトルマッチの、シュガーレイ・レナードVS ロベルト・デュランの一戦を、黒豹とジャガーの闘いに譬えた。両獣とも、出身大陸の肉食野生動物の雄だからである。 今は…

天国への承継

ルぺ・ピントール、カルロス・サラテ、ウィルフェルド・ゴメス、サルバドール・サンチェス ボクサー名と気付いた人はボクシング通である。 さらに、それぞれ並び合った選手同士が対戦し、左から右サイドにタイトル移動していることに気付いた人は、かなりの…