スポーツ
WBC準決勝戦のメキシコは実に強かった。 ソツがなかった。日本のような野球だった。 勝ちこそすれ、メキシコには審尋のエールを送りたい。 昨日の日本でなければ勝てなかった。 今日の決勝米国戦では、そのことを心して戦うべきと思う。 決勝に指が掛ったメ…
穴、つまり欠落が存在価値を示す好例である。 穴無かりせば、只の揚げパンである。目を転じてWBCのクリーンナップ、 大谷も吉田も刮目の活躍を遂げた。今日はイタリア戦。 好不調があっても“ 好調 ”から始まれば、打線は繋がる。
WBCには実に頼もしい選手が参集した。 眩いばかりである。 野球は素人であるが、もしも弱点を挙げるとすれば、 俊足と選球眼を兼ね備えた1、2番打者と、 守りの要の捕手だろうか。
一横綱一大関の今場所は、横綱照ノ富士休場で上位陣がお寂しい限りである。弥が上にも新大関誕生に期待だが、大関候補が大関になり、すぐさま陥落候補、陥落大関、元大関・・となり下がるような気がしてヒヤヒヤものである。 真の日下開山が待望される。
ワールドカップ決勝のアルゼンチンのハンドで、エムバぺがキックしたボールがハンド認定され、続いてPKを決めた。 ハンドしたアルゼンチンの選手はボールをぶつけられたに過ぎなかった。自チームのメリットにならないハンド、つまり攻め手にならないハンド…
昨夜のワールドカップは6点の見せ場があった。 けれとも得点王のゴール数からPKは除外すべきでは、と思う。 PKの8割の成功率、キッカーの選出を考慮すれば穏当な裁定と思う。 得点王は獲得点のカウントで決めてほしい。
フランス、アルゼンチン、ブラジル、モロッコ・・。 世界のベスト・テンともなると選手の動きが違う。 別のスポーツを観ている思いである。 日本チームの攻撃が地引網なら、連中の攻撃は銛の追い込み漁にみえる。
今日は遠出で、”通し”のサッカー観戦は叶わなかった。 未明に起きて日本サッカーの敗戦を観た。 サッカー強豪国のへの道は、4年後に持ち越しとなった。 よねんご、どうなっているだろうか、どうしているだろうか。
蜜蜂対スズメバチ、と思ってみていた。 蜜蜂が想像以上の動きを見せた。 ゼロ戦を思い出してしまった。
身体(からだ)が接し、単独対戦で、随意的な(つまり思い通りに動かせる)勝負は、大概、強い方が勝つ。 例えば囲碁、将棋、スポーツでは柔道、レスリングか・・。身体から離れ、複数対戦で、道具を使う勝負は番狂わせが起こり得る。 馬術、卓球、団体競技、そ…
タイミングを見計らっていたかのような鮮やかさ。 開催前から、出番作りしたかのようである。 兵法にいう「能く勝つは 先ず勝ちて 然る後のち戦う」
コスタリカの4番選手を、ゴール前であれだけフリーにしてはいけない。 半径3~4mに日本のマークがなかった。 GKはよくぞボールにタッチまでした。 悲運にもゴールネットを揺らしてしまったが。
柔道世界選手権の重量級決勝を見ていて、柔道の判定には「掛け逃げ」と「消極姿勢」の流行があると思った。 さりながら「掛け逃げ」を反則とよぶのはまだしも「消極姿勢」を反則とするのは修辞相違を感じる。 悪意性はないのだからせいぜい“ 消極 ”のママで…
どの力士も弱くなった。解説も下手である。正面も向う正面も。実況アナにもヘマが多い。審判員は説明不足である。 行司は差し違えが多い。声も、もう一つである。 大相撲秋場所が終わっての感想である。
大相撲は今日が初日。前場所途中でコロナ休場した御嶽海は大関に残留したが、前場所七日目に、2勝4敗の星で休場したのだから、先行した負け星2つを今場所に持ち越すべきではないか。 つまり10勝をもって今場所の勝ち越しとしたら、潔かろうに・・。 赤字…
アオキ、大広、カドカワ、そして・・ 反社、コンプラがこれだけ叫ばれる令和にあって、五輪の贈賄が取り沙汰されているのだから、昭和の五輪の内幕は、 日本の黒幕、犯罪組織、地下機構、外国勢等々が勢ぞろいしたのではないだろうか。今更ながら五輪史を繙…
大記録を目前にして降板するのは投げている投手ばかりか観ている方も残念だが、野球人としての体を造りつつ、投手人生の成果を高く、しかも長く保つための知恵の所産と考えたい。稀代の大投手佐々木朗希にとって今は未だ、スタートダッシュ前の助走段階なの…
近頃の大相撲界に不足するものは、強い大関と安定した横綱・・などと思っていたら、行司も人材不足という。 どうりで行司のレベルダウンが著しい。 声が上ずって若い。土俵上の体裁きがぎこちない。差し違えが実に多い。軍配の示し方がはっきりしない。 行司…
大関正代関は、今場所勝ち星を二つ拾った。と、言うより恵まれた。物言いを付けたくなるような物言いの産物である。 物言いのアナウンス時の説明も不十分過ぎて、なっていない。世は説明責任時代である。【行事軍配の根拠】⇒【物言いの理由】⇒【審判の方法】…
総合格闘技やバァーリトゥード、アルティミットの登場で、ボクシングは最強格闘技の座を降りた。今なお、人気が衰えないのは、制約の効果、美学が働いているからと思う。制約は、忍耐、信念、精神に通じる。パワーとスキルでは表現し切れないものを表現して…
ジャイアンツの長嶋茂雄選手はよく、記録よりも記憶に残る選手と言われる。 今回の北京冬季オリンピックでは、記憶に残る負け勝負が少なくない。 昨日の女子パシュート戦はもちろん、小平奈緒の17位、羽入弓弦の4位、みな前回五輪の覇者の敗戦である。 連覇…
以前、と言ってももう去年のことになったが、東京オリンピックの真っ最中、ゴルゴ13ことデューク東郷がオリンピックに出場するなら、どの競技か・・を予想し投稿した。結論的には老いさらばえたかつての名馬、それも牝馬で、人馬一体の最期の競技を披露する…
もう少し気の利いたことを書けないのかと、我ながら思うのだが・・新技に挑戦して転倒する姿は華があった。 競技後のコメントに清しさがなかった。出し切って、ミスあって、演技「天と地と」の物語が完成したのなら、達成感を出して欲しかった。 感謝も抱負…
閑長は、オールドボクサー贔屓のボクシングファンである。 偶々、DVDで持っているプロボクシングウェルター級タイトルマッチ シュガーレイ・レナードVS ロベルト・デュランを観て、レナードが黒豹で、デュランはジャガーに思えた。両獣とも、出身大陸の肉食…
大谷翔平選手が、大リーグ機構から「コミッショナー特別表彰」を受けたという。また、最も優れたバッターを表彰する「シルバースラッガー賞」で指名打者部門の最終候補5人の中にも入っているという。 大谷選手の活躍をみれば、賞を受けるというより、賞を授…
ハンカチ王子斎藤佑樹投手はよく「何かを持ってる」と言われたという。甲子園でのドラマチックな戦果をみれば、“ 強運 ”を持っている、といって差し支えないだろう。強運は甲子園から神宮の大学野球まで持ち継がれた。 斎藤選手のプロ最後のマウンドはフォア…
楽天の田中将大投手の座右の銘は「気持ち」という。左の掌が当たる部分に「気持ち」と刺繍されたグローブが、田中将大モデルとして売られている。「気持ち」と書かれたサインボールもある。どんな時にも気持ちでは後れを取らない、気の持ちようでは負けない…
ハンカチ王子 斎藤佑樹は勝負に強かった。 仲間だけでなく強運を持っていた。 1988年6月6日生まれ33歳、現背番号1。 一からの再スタートに、弾みはついている。
球技は偶然性に大きく左右されるから五輪に相応しくないと思っていた。もう一度勝負したら結果が変わるかもしれない。その可能性が他競技よりずっと高い。 この思いは基本、今もは変わらない。しかし、五輪を“場所”と考えれば競技を狭める必要はなくなる。お…
オリンピックのスケボー競技で、選手同士がチャレンジを賞賛し合う姿を見て、21世紀のスポーツは、競技から賛技へ、勝利から賞賛へ、敗北から激励に様変わりする予感がした。スポーツ全般の方向転換なのか、分岐なのかは予想がつかない。スポーツの様変わり…