miyukie33ok’s blog

閑長のひとり言

閑長のひとり言

振り返ってみると

頂点過ぎると降って行く・・ 降る前に気付くのは、結構難しい。 今ここ、頂点かも・・と。 随分前に頂点を過ぎて見るとよくわかる。

無敵

藤井五冠が棋王戦に勝利し、六冠を掴んだ。 将に敵なしである。 敵無しというその意味には、 慢心がない、 つまり、自身も敵にならないという意味も込めたい。

ハカマダ事件

組織は組織を防衛する。 むかし、組織人の片割れであった閑長にはよくわかる。 だからこそ、組織には振り返る、批判する視座と精神がほしい。 組織トップに英断を期待したい。

三つの志、三つの造形

登場人物の人形 張飛がちがう。剽軽すぎる。 諸葛孔明がもっとも違う。俗物すぎる。人形としての出来不出来とは異なり、 人間把握が異なる。

省略と集約

以前も投稿したけれど、 やはりクラフト・ジン「シップスミス」は旨すぎる。 造り込み過ぎている。 その点「PIMLICO」ピムリコは良い。 無骨だが、ケレン味がない。 ホワイト・スピリットの妙味が詰まっている。

ドーナッツの穴

穴、つまり欠落が存在価値を示す好例である。 穴無かりせば、只の揚げパンである。目を転じてWBCのクリーンナップ、 大谷も吉田も刮目の活躍を遂げた。今日はイタリア戦。 好不調があっても“ 好調 ”から始まれば、打線は繋がる。

稲垣きくの 「忘れねば ならぬ旅きて 野のあざみ」 好きな句である。だがしかし、「旅きて」より「旅でて」の方がいいのでは? 脱日常の目的地のあるTrip感と、逃日常の彷徨うJourny感の違いである。 素人の閑長だが、こう感じる。芭蕉翁に所感を訪ねてみた…

後講釈

ニホンオオカミが絶滅して、ツキノワグマが生き残ったのはなぜだろうか。 群れで棲息するには大量の獲物が必要となる。 クマの雑食はオオカミの肉食に優る。 もっと理由はないだろうか・・。

止揚と揚棄

両方ともヘーゲル「アウフヘーベン」の訳語である。 以前は止揚が主流。 近頃は揚棄が盛り返し。 「揚」が " auf “の意か。 漢字的には揚棄に軍配か。 揚去、揚超もありか・・

一瞬と趨勢、比較優位

黒田日銀総裁の退任の弁に改めて驚いた。 「日銀の国債保有に懸念、問題なし」と。 「趨勢的」な保有増をどう説明、正当化するのか。 税収増は、そしてに税収増による国債減少は政策目標ではないのか。 国債を発行しない、保有しない日本財政と、どちらが健…

また・・?

近頃、徳川家康関係の番組が目白押しである。 大河ドラマへの応援、声援は結構なのだが、 娯楽番組、歴史物語はコンテンツで勝負してほしい。 援護射撃も過度になると姦しく感じてしまう。

金銀桂馬に槍香車

WBCには実に頼もしい選手が参集した。 眩いばかりである。 野球は素人であるが、もしも弱点を挙げるとすれば、 俊足と選球眼を兼ね備えた1、2番打者と、 守りの要の捕手だろうか。

かくなる上は・・

藤井聡太五冠の名人位挑戦が決まった。 渡辺名人としては最も対戦したくない挑戦者と思う、過去の対戦成績がそれを語っている。破竹の若者の勢いを止めるのが難しいとすれば、 八冠を取らせて、その防衛戦で疲れさせるのが上策ではなかろうか。 熟柿戦略の藤…

三番さん

ながの東急のおトイレの隠語は、“2番”である。 隠語辞典に書いてある。 以前、別のSNSでも紹介した。 気になるのは、「三番」乃至は「三番さん」は隠語として使われるのかどうのか、である。 半世紀前なら、巨人戦応援か野球観戦の隠語で通じたろうが、 令…

頂点引き上げ、又はスソ野拡大

将棋界はさしずめ藤井五冠VS全棋士の様相である。 してみると、五冠を挫けば斯界の前進となり、 五冠の勝利は斯界の発展となるわけで、 その勝敗に一喜一憂する必要はないことになる。

空白の護り

棋王戦三戦の後半、大将戦の様相を見せる中、渡辺棋王陣営の異彩を放っていた。 自陣はスカスカなのだが、守備としては堅いのである。 17:30頃、85手辺りの棋譜である。 対して藤井五冠の王周りは、敵味方入り乱れた駒で埋め尽くされた観があった。 勝敗の行…

過ぎたるは猶・・

クラフト・ジンの「シップスミス」が滅法旨い。 後味が重厚である。だがしかし、旨すぎて街路と港の味が抜けている。 絵で云えば、描き過ぎで、説明し過ぎ、な感じである。その点、「プリマス・ジン」などは過不足なく、ロンドン児の酒という印象である。火…

共犯の従属性と主体性

以前、別のところで「(美術作品の)照明は、作品解釈、額装は世界観」と書いたことがあったが、額装も作品解釈 と言って良いと、額選びをしていて気が付いた。 観者を念頭に置けば、額装は作品の翻訳であり、翻案でもあり、キャスト選びに近いと云えるかもし…

一斉に・・

仮定・空想の問題として、 将棋の指し番を、現在の交互制ではなく、 同時に差すことにしたら、どうだろうか。 もちろん、相互に相手の次手をブラインドにしての話である。 戦国の合戦でも、現代の戦闘でも交代番コに攻撃を繰り出すことはないのだから、 現在…

関ケ原か天王山か

今日、三月二日は将棋の大勝負の日である。 A級順位戦の最終戦が開催される。 名人位の挑戦者を決める一番である。 勝敗の行方次第では、勝ち抜きトーナメントの可能性もあるらしい。 渡辺名人を含め、五つの将棋盤を見詰める眼差しは、熱く厳しい。

横顔と後ろ姿

佐藤碧子の「瀧の音 懐旧の川端康成」が康成論として秀逸である。 実に客観的、第三者的に書かれている。つまり、間が良い。 なぜならプロットは佐藤自身のの自伝で、メインキャストは菊池寛であって康成ではないので・・。 そこに描き出されるノーベル賞作…

集合名詞と固有名詞

女性、LGBT、身体障碍者、高齢者、低職位者、多様性保有者等々 その擁護が盛んである 人権、機会均等、婚姻認可、支援、等々・・ 異議無し、同感である。 けれども一般・全般的な問題と個々・個別の問題とは峻別すべきと思う。 なんでも全て抑制し、皆すべて…

頂けない そのⅡ

思い出したから・・。 「語尾だけ強めるセリフ回し〝語尾だけ怒鳴り”」 情感過少の役者さまに多い

似た者同士

作家や画家の好みは、その嗜好と私生活がどの方向にどう破綻しているか、に多く左右される気がする。 金銭と女性に甘く、緩いと加点になる。 骨董、美術品を蒐集し、ために借金に追われるようなら大きな加点である。 ために短命や横死などと言ったら、花丸で…

認知と存在

形容動詞 認めなくても使い勝手の消長はない。使われなくなるわけでもない。 認めても新機能の付加はない。但し、品詞の解説と日本語史の説明には便利。 国語学者と学校教育に生息する観念の産物

大谷、大埼、大潤、大滑

谷崎潤一郎の女性遍歴をみると、山あり谷ありのその時々で作品をものしている。 あたかも創作ネタのために色事を積み重ねた感がある。 絵巻物にしたならば、さぞ偉観であろうと思う。 もしもその境涯が平坦ならば、谷崎文学は成らなかったと思う。 してみる…

頂けない・・

体言止め 語尾、読点後の長音化 「こちら!」の乱発 助詞「とは・・」⇒「は」 文章末尾「こととする」⇒「ことにする」 思い出したら、又・・。

ことばの地方区

「こずむ」ということばを普通に使っていたが、方言らしい。 閑長は経年変化やホコリなどで光を失い、ぼやけていることや、絵筆が走らず迷いがみられるような場合に使っている。 意図が伝えられて便利である。 こんな重宝なことばが全国共通でないのは勿体な…

終りよければ

全てよし。 終えることが出来れば、の話である。 戦争格言に 「始めるより終える方が難しい」がある。 けだし至言と思う。

残り香

愈々シャンシャンこと香香が中国に返還されるという。 シャンシャンとしては、「日本に残りたい」が本音だろう。 政治亡命が無理ならば愛惜亡命、残留亡命、悲哀亡命でもさせてやりたい。 春は別れの季節とはいうけれど・・