2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧
以前、一人の球技としてボーリングとけん玉を挙げた。 パチンコは除外した。一人球技の特徴は、最高点、完璧芸があること、 つまり、レベルに上限があることだろうか。これは、相手のない勝負事の宿命的な属性なのだろうか。
新日銀総裁は当面、従来の金融緩和を維持するとしているが、 そもそも変更できないのでは?黒田前総裁に、「在任中、どうなれば、金利を上げられましたか?」 「その状況と今は、どこがどう違うのですか?」と質問してみたかった。
「風邪は万病のもと」といわれる。同感である。 しかしこれは内科的に表現したもので、 もし、外科的に言うなら 「出血は万病のシグナル」となろうし、 整形外科的には、 「腰痛は万病のサイン」となろうか。 精神科に云わせれば、 “ 落ち込み ”だろうか、”…
サイの角は何のため、と検索したら 漢方、ガン治療等々のデータが目白押しだった。 閑長は動物のサイにとっての、角の意味と目的が知りたかった。 希少動物サイの事情は無視した、人間本位のコメントに、正直、落胆した。しかし犀の角は、ホントに何のために…
夭折の天才画家関根正二は、朱色に生の歓喜と死の恐怖を込めたという。 同じく早逝した村山槐多がガランスに込めた熱情と渇望に、似てもいるし対称的でもある。 関根に戻って代表作「信仰の哀しみ」には中央の女性だけが朱色に描かれ、彼女だけが俯いている。…
トンカツ、カキフライ、てんぷらは、 揚げたてよりも翌日の方が旨い、と思っている。 アミノ酸の変化が理由と思う。 揚げたて信奉は短絡と思う。
中国語に時制がないことに違和感を覚えるのは、 英語の時制に毒されているためという。 有り得る・・ 其の伝でいえば、主語と数量、それに関係修飾に気を遣うのも、 英語の悪しき影響に思えてくる。 戦後80年、文化は欧風に流されている。
大リーグの大谷選手の三勝目はご同慶に堪えない。 が、投球数はもっと抑えて欲しい。七回は少し長すぎる。 せいぜい6回、80球か。 一年は長い、疲れは徐々に、着実に貯まる。
開高健の弁に従って、無色無臭のウォッカを試した。 バルマンなる千円もしない銘柄である。 旨い、 滅法旨い。けれども何かストッパーが効かない印象。 ジンならば、手掛り、足掛かりがあろうが‥。とまれ、開高尊師に一歩近づいたか、将又一里塚なのか。
狡猾な手法、老獪な話術。 あとで都合よくパッチワークする。 振幅の交渉、玉虫色のスタンス。
フェリーニの8 1/2、ラストに主人公が自殺するとは気が付かなかった。 その一事をもって、映画のウェイトとトルクが違ってくる印象である。 早々に再鑑賞して、スクリーンの向う側まで観尽くしたい。
岸田首相に爆発物を投げつけた木村容疑者、 その行動の反社会性はひとまず措いて、 被選挙権30歳、供託金300万円の不公平性、憲法違反の主張は実に尤もと思う。 そもそも根拠に乏しい、時代錯誤の制度である。 岸田首相も、自身の支持率の急伸は、爆発騒動の…
将棋のタイトル戦、指し手の意味と位置、そして狙いは、 その一手をどのくらい時間をかけて差したか、がヒントとなるのでは。 長考なら決意と方向転換が、早打ちならば定石が想像される・・、そう思う。
コロナの将来、 行方が占える。 ウクライナの未来、 先が見えない。 異次元緩和の緩和、 これも先が見えない。
無限・・という数は有限の尺度で考えるとイメージがつかない。 カウントできる「数」としてではなく、熱とか、天気とかと捉えた方が近い。 始まりを考えると、間違えやすい。 始まりも無く、だから終りも無い、 量というより状態に親しい。無限をわかり易く…
自衛隊機の墜落事案で、 機体と人影発見の報に元空将が、いの一番に、 ご家族への心配りを語っていてがっくりきた。 OBであっても、自衛隊のトップならば、 国防の一時停滞と混迷、自衛力の再点検、 そして最後に関係者への配慮、慰謝を口にすべきでしょう…
ニュートンは人間用の扉の他に、飼っていたネコのためにネコサイズの出入口を造ったとされる。 このエピソード、 普通、ニュートンの超常識性や社会適応性の欠如の例として挙げられる。 けれども、真に猫の心理と生理を考慮した対応なのでは、と思えてくる。…
徒然草82段関連の話である。 剥落の程度は1、3、5、7、9割の、どの程度であろうか。 せいぜい1、3割だろう。 それ以上だと如何にも見すぼらしい。結局、景色の彩の一つに落とし込まれる感じである。 人工の性、匠気の趣き、阿ざる媚び・・
地方議会は必要か・・ 部長、局長会で済ませられるのでは? 首長が公選されるのだから・・。 春の地方選挙を見ていて、そういう感を強くする。
行間を読まねばならない、文字で読んではならない・・福音書や聖典にいわれる言葉。 牽強付会と我田引水の典拠とならないことを願いたい。 ドグマの泉にならぬよう・・
閑長は胴体の太い蛇が殊の外、好みである。 だが胴が太すぎてとぐろが巻けないへびがいるという。 名をアカニシキヘビというらしい。 太さを採るか、蜷局を選ぶか。 ハムレットのように立ち止まってしまう。
名人戦の第一局で挑戦者藤井六冠が勝利した。しかも、後手番で。 意味と重さからすると、二勝、三勝の意味があろう。渡辺名人の名人位防衛のシミュレーションを試みるとすれば、 先手番である第一戦をはじめ先手番をすべて勝ち、 機をみて後手番を一勝するパ…
自衛隊のヘリコプターが沖縄・宮古島付近で消息を絶った。 師団幹部が複数乗船、着任間もなくの事案、突然の音信不通等々・・。 余りにお誂え向きで、フト、外国による襲撃説を想起、空想してしまう。 戦略的に重要地域を分掌する師団のトップ、というのもキ…
東近美の重文展を観、解説も聞いて、重文の共通点に気付いた。 西洋油彩画とどう対峙するか、東西の融合つまり時代との格闘がキーに思えた。 技量の練磨は必要だが、十分ではない。矢張り日本は極東の周辺国なのか。 してみると、アートの世界も先頭争いでは…
道を歩いて、どうしてこういう道の形状となったかと、想像を巡らすことがある。 Y字路、T字路に多い。 目的地の違いから、直線から分岐したものか。 既存の道に後世、別の途が合流したのか。道の形状の必然性を考えることは、世界文学を読むのと同等の滋味…
将棋の羽生九段が藤井六冠の棋風を評して「独自の美学がある」と評してい、 藤井爽太の将棋のベースが判った気がした。 つまり従来とは異なる高次の将棋への道筋を見出そうとし、 それが長考に繋がり、AIも及ばぬ妙手に結び付くのである。 ニュートン力学…
春の選挙戦が酣で、 投票推奨のCMをよく目にする。 投票者が多くなる程、自分の一票の価値と意味は低下する。 このジレンマはどう咀嚼したらよいのだろうか。
集団の球技は数多ある。 というより球技は基本、ペアまたは集団の競技と思う。 さて一人の球技は・・、ボーリングと 強いて言えばけん玉か。パチンコを球技とは呼べまいから。
「審美・審美眼」と「趣味・テイスト」は隣合せ、グラデーションと思う。 両端のジャッジは簡単で明解だが、中央に寄るほど曖昧となる。 性差と同じである。
能面の表情は、いろいろに形容される。 曰く、無表情、中間表情、混合表情・・。 閑長はそこに凍結表情を加えたい。 変化のない表情という謂いではない。 一瞬、一芸だけの表情という、刹那的な意味である。