2023-04-26 朱と血糊 絵画鑑賞 夭折の天才画家関根正二は、朱色に生の歓喜と死の恐怖を込めたという。 同じく早逝した村山槐多がガランスに込めた熱情と渇望に、似てもいるし対称的でもある。 関根に戻って代表作「信仰の哀しみ」には中央の女性だけが朱色に描かれ、彼女だけが俯いている。 朱色をキーに関根作品を鑑賞し直すことは、作品理解の手引きになるかもしれない。