2023-04-05 窓と道 将棋 将棋の羽生九段が藤井六冠の棋風を評して「独自の美学がある」と評してい、 藤井爽太の将棋のベースが判った気がした。 つまり従来とは異なる高次の将棋への道筋を見出そうとし、 それが長考に繋がり、AIも及ばぬ妙手に結び付くのである。 ニュートン力学の中にいる物理学者が、 時として啓示を受けて窓が開け放たれ、アインシュタイン力学の思考と手法を応用するが如しである。 その思考パターンを永世七冠は“ 美学 ”と呼んだものだろう。 未見の驚愕の手法への道は、確かに美しいに違いない。