子売 (ザ・マイ) 定食
近頃のわが家の夕飯メニューは、ギョーザの登場機会が減って、シュウマイが多い。餃子恋しさから、両者を比較してみた。
ギョウザ (餃 子) : 焼く 月型 野生的 油 スタミナ目的 ビール 男性的
シュウマイ (焼 売) : 蒸す 太陽型 文化的 湯 滋養目的 飲茶 女性的
こうしてみると、ギョウザ2個にシュウマイ3個のギョウマイ定食がもしあれば、視覚的にも栄養的にも、そして昨今トレンドめいているユニ社会的にも、とても旨い、ト、そう思うのである。
理論と実験、理論と現実
日本人のノーベル賞受賞で、一番多いのが物理学賞の9人。そこにアメリカ国籍の南部陽一郎、中村修二、そして今回受賞の真鍋淑郎先生を加えれば総勢12人になる。日本は物理大国と言っていい。
物理には、理論物理と実験物理の二ジャンルがあって、車の両輪という。日本人は、初代ノーベル賞の湯川秀樹をはじめ理論物理学での受賞が多く、実験物理での受賞は江崎玲於奈のほか、小柴昌俊、梶田隆章などの各氏である。今回の真鍋先生は理論物理といっていいと思う。
ノーベル賞は基本的に実証された研究に限られ、検証されない理論オンリーでの受賞は難しい。かのアインシュタインのノーベル賞受賞理由も、未解明の相対性理論ではなく、実証済みの光電効果の解明だった。
さて、真鍋先生は受賞後「未来の気候を知りたい」と語っている。どこまでも好奇心旺盛である。けれども実験物理の視点からいうと、未来の気候はかならず実証される。というか、現実として突きつけらる。その時、真鍋先生はどのような感慨を語られるのか。それは興味でも、好奇心の問題ではない。
名誉なり・・
昨日書いた民法浦川道太郎ゼミ。その後、ニ三、思い出したことがある。
浦川教授のドイツ留学先のゲッティンゲン大学は、大学しかないような街で、勉学に集中できたという。グリム兄弟で知られた大学だが、グリムの話はなく、主にビールとソーセージの話をされていた。
鱈チリにあたった話の時には、鱈って元々、水っぽい魚だからね・・、と魚類学まで開陳していた。
さて、このゼミ、閑長の時には大学三年次のカリキュラムだった。その前年、岸田総理の時もコマは三年次だったのだろうか。普通、「ゼミ」とは四年次のゼミのことを言うと思うのだが。もし岸田総理のコマが四年次だったとすると、同じ年、つまり、1981年にそれぞれ四回生、三回生として浦川先生に教わったことになるのだが・・。
浦川教授、今は母校の名誉教授で、司法試験審査考査委員でもあったらしい。あの坊ちゃん先生が “ 名誉 ” 教授とはいささか意外だが、ゼミの卒業生に日本の宰相が生まれ、名誉が更に増えた、という訳である。