miyukie33ok’s blog

閑長のひとり言

閑長のひとり言

無法の飛沫

映画「無法松の一生」で、海が写されるシーンは小倉太鼓を打ち終わった後の一回だけである。
画面は、荒波のしぶきが気性と境涯との激しさを想起させる。
玄界灘付近の映画でありながら一度だけの画像によって、謙抑の最大効果を表して見事である。

板妻版の再放送を観て、以前から思っていたことを書いた。
三船版でも波の映像は一度だけである。

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