miyukie33ok’s blog

閑長のひとり言

閑長のひとり言

憑依

文学作品の翻訳で大切なのは役作りと思う。
悪の華」を約すならボードレールに成りきる。
ついで、「悪の華」の作者たるボード―ルを纏う・・。
そうすることで先ず一人称が固まる。
私、我、僕、俺、等々。
投げ遣り、無頼の「悪の華」なら私か俺だろう。
口調、口振りも決まってくる。
悪の華」なら、キレの良さと簡勁で少し粗略の方がピタリとくる。
説明的な接続詞などは似つかわしくない。