miyukie33ok’s blog

閑長のひとり言

閑長のひとり言

かくなる上は・・

藤井聡太五冠の名人位挑戦が決まった。
渡辺名人としては最も対戦したくない挑戦者と思う、過去の対戦成績がそれを語っている。

破竹の若者の勢いを止めるのが難しいとすれば、
八冠を取らせて、その防衛戦で疲れさせるのが上策ではなかろうか。
熟柿戦略の藤井版、良い譬えはないだろうか。

三番さん

 ながの東急のおトイレの隠語は、“2番”である。
 隠語辞典に書いてある。
 以前、別のSNSでも紹介した。
 気になるのは、「三番」乃至は「三番さん」は隠語として使われるのかどうのか、である。
 半世紀前なら、巨人戦応援か野球観戦の隠語で通じたろうが、 
 令和の今日、お手洗いのお次は、仕事揚がり、つまり帰宅となるのだろうか。
 
 「お先に三番さん(失礼)しまぁ~す」

頂点引き上げ、又はスソ野拡大

 将棋界はさしずめ藤井五冠VS全棋士の様相である。
 してみると、五冠を挫けば斯界の前進となり、
 五冠の勝利は斯界の発展となるわけで、
 その勝敗に一喜一憂する必要はないことになる。

空白の護り

 棋王戦三戦の後半、大将戦の様相を見せる中、渡辺棋王陣営の異彩を放っていた。
 自陣はスカスカなのだが、守備としては堅いのである。
 17:30頃、85手辺りの棋譜である。
 
 対して藤井五冠の王周りは、敵味方入り乱れた駒で埋め尽くされた観があった。
 勝敗の行方は周知のとおりであるが、
 
 絵に余白があるように将棋にも意味のある空白があることが知れて収穫だった。

過ぎたるは猶・・

クラフト・ジンの「シップスミス」が滅法旨い。
後味が重厚である。

だがしかし、旨すぎて街路と港の味が抜けている。
絵で云えば、描き過ぎで、説明し過ぎ、な感じである。

その点、「プリマス・ジン」などは過不足なく、ロンドン児の酒という印象である。

火酒は度数とキックと、風土と歴史、そしてポエジーを味わう。

共犯の従属性と主体性

 以前、別のところで「(美術作品の)照明は、作品解釈、額装は世界観」と書いたことがあったが、額装も作品解釈
と言って良いと、額選びをしていて気が付いた。
 観者を念頭に置けば、額装は作品の翻訳であり、翻案でもあり、キャスト選びに近いと云えるかもしれない。
 だから、楽しくもあり、苦しくもある。
 画家の気持ちがわかる瞬間でもある。