miyukie33ok’s blog

閑長のひとり言

閑長のひとり言

今は昔、今も昔も、

進学・上京したころ、立ち食いそば屋で一番安いメニューが「うどんそば」の140円だった。
お上りさんだった閑長が「うどんそば!」と注文すると、「どっち?」と聞き返された。
半世紀近い昔の話である。

近頃、菊池寛の「半生の記」を読んでいると、
蕎麦屋の「もりかけ三銭」の品書きに「もりかけ!」と注文した話が書いてあった。
ちょび髭のこの作家が急に身近になった。
因みにそういう場合、大概「かけ」が供された、と続いていた。