2022-04-16 出版処 信州 岩波書店や筑摩書房ほど知られていないが、独文学の郁文堂も創業者は長野の出身である。和独に独和辞典、「ファウスト集注」「対訳ゲーテ詩集」など、閑長もさんざお世話になった。しかし、これだけ個性ある、硬派の出版人を輩出した県はすくないのではないか。 出版人の隠れた「虎の穴」ともいえるふるさと長野なのだが、信州人の生真面目さ理屈っぽさと表裏一体かと思うと、“ うれしさも中くらい ”な気持である。