2021-03-17 みちが見せるもの 絵画鑑賞 右か左か、前進か後退か、止まるか往くか。 道を描いた絵には、選択という要素が籠っている。 一本道でもそうだが、四つ角、三叉路などはなお更である。 中折れ路は、分岐点のようである。 途の周りの景観、オブジェクトは行路の人、出来事、事物にみえてくる。道を描いた絵には表象するものが多い。 さながら、うまれながらの留守模様である。 山本弘「くぬぎ林」