2023-02-24 大谷、大埼、大潤、大滑 文学 谷崎潤一郎の女性遍歴をみると、山あり谷ありのその時々で作品をものしている。 あたかも創作ネタのために色事を積み重ねた感がある。 絵巻物にしたならば、さぞ偉観であろうと思う。 もしもその境涯が平坦ならば、谷崎文学は成らなかったと思う。 してみると不貞、不倫、淫蕩、悪所、などなどの負のリビドーが、 文化と文学のスムースな助産役を果たした訳である。