miyukie33ok’s blog

閑長のひとり言

閑長のひとり言

部分のぎごちなさ、全体のしっくり感

 「ものに部分はない」という。人文科学のみならず自然科学の世界でも聞かれるテーゼである。記憶の限りでは、福岡伸一の著書、ホワイトヘッドの論考、ギュンターグラスの戯曲で目にした。
 細菌のTVドラマで、ぎごちない、板につかない方言を耳にし、その俳優は方言の地の出身だったのだが、普段使いは標準語で、セリフだけドラマに合わせて方言を話している様子が伺え、このテーゼを思い出した。

 部分だけでは、結局、座りの悪い借り物に終わる。