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閑長のひとり言

閑長のひとり言

誤謬

 徒然草枕草子、そして方丈記を日本の三大随筆というらしい。高一で徒然草を習い、二年で枕草子、その後土佐日記や鏡物と一緒に方丈記を知ったから、三作品の成立順も履修順だとばかり思っていた。放送大学を視聴し、平安時代枕草子がなり、鎌倉の前期・後期で、方丈記徒然草が書かれたと知って勉強になった。そういえば清少納言は平安宮廷の日常を記し、兼好法師鴨長明の作には戦乱の生臭さが漂っている。

 数学の集合論は中一の最初の頃に履修した。集合論の成立も早いと思っていたら、うんと後だった。

 こうしてみると、履修順序が成立・発生順なのは「社会」のうち「歴史」だけなのかも知れない(閑長の時代、「歴史」の授業はエジプト、インダス文明から始まった)。
 履修順がそのまま成立順なのは、主要五教科の一割未満の少なさなのだから、「履修即成立の誤謬」と呼べるのかもしれない。