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閑長のひとり言

閑長のひとり言

道の意思

 「もともと地上に道はない。歩く人が多くなれば、それが道になるのだ。」
 魯迅の『故郷』の最後の一文である。

 閑長は常日頃、道には意思があると感じている。結局それは、素の道を歩く人に共通の意思である。
 閑長が幼稚園、小学校、中学校と通った通学路には意思が漲っていた。遊郭道路と呼ばれ、隣村から遊郭に向かって迷いな く一直線向かっていた。
 
 そういう目で見渡すと道は皆、意思に満ち満ちているみえる。