卵料理の性格診断
007のジェームズ・ボンドは炒り卵が好物である。原作を読むと、炒り卵を注文するシーンによく出くわす。映画では一度も炒り卵を食するシーンは無い(自身は無いがほぼ間違いない)。作家開高健は「最後の晩餐」でこんなに炒り卵ばかり食べていると、“ 炒り卵男 ”になって敵に素性がバレてしまう・・、と書いている。その前にコルステロール値が上ってしまうだろう。
さて、ボンドの炒り卵好きは、原作者イアン・フレミングの好みに違いないが、卵料理でも炒り卵を嗜好するのは、結構お子様性格とみられる。なにせ炒り卵好は、フォーク一本で掬って口に入れればよいのである。
この伝で、卵料理で性格分析を試みると、
炒り卵 カンタン頬張りお子様性格
目玉焼き お絵描き好き次女・三女型気性
プレーンオムレツ ツンデレ長女タイプ
などと勝手に想像を巡らしている。目玉焼きでお絵描きを連想するのは、調味料をクレヨン代わりして目玉焼きに花や動物、似顔絵を描いていた当家の次女の影響である。
プレーンオムレツのツンデレは、背筋を伸ばしてナイフ・フォークでオムレツを口にする美女軍にコンプレックスがあってのことかもしれない。
たかが卵料理、されど単純なものほど奥が深い。