モンマルトルの噂、モンパルナスのお喋り
フランス人はわけの判らないことは書かないし、言わない、と仏文学者の辰野隆が言っている。
(ドイツ人と日本人は反対に、わけのわからない事を書くし好む、としている)
そういえば、夏目漱石はベルグソンの文章を水晶のように明晰な文章と褒めているし、フランスの労働者向けに書かれた仏語版の資本論も、同じマルクスの手になるのに “ 独語版より判りやすい ”、と評判のようである。
言語的には英語、ドイツ語よりもずっと難しいと思うのだか、それでも “ 判りやすい ” のはフランス人の気性の故だろうか。
さて、近頃のロシアプーチン大統領の言動に対する所感を、マカロン大統領ではなく、是非ともフランスの人々に尋ねてみたい。
二十世紀の著名政治家とチェコスロバキアの一件を、引き合いに出しはしないだろうか・・。