miyukie33ok’s blog

閑長のひとり言

閑長のひとり言

予行演習

 終活で物の処分に取り掛かっているが進まない。執着を断ち切れない。
 モノを売る、処分する、捨てるという事は小さな死のイメージである。
 ヘッセにに「Alle Tode (すべての死)」という詩があって若いころに読んだのだが、
 いつの間にか記憶が変容してい、「Kleine Tode (小さな死)」と記憶していた。

“私はあらゆる小さな死を死んだ”
“私は有りとあらゆる死を死んだ” が原文である。

数学的にしみじみと考えてみるまでもなく、同じ意味と思う。
先日、替え歌した無法松二番は、自分への挽歌に思えてくる。

断てぬ思いは 玄界灘
波涛に流して 祇園の太鼓
夢よ砕けよ 乱れ打ち