でっかいお姉さん、子供の目線
シャルダンの「買い物帰りの女中」を、画集で初めて観た印象は「でっかいお姉さんだなぁ」だった。特に下半身がデカイく、スカートがやけに巨大に思えた。本画は高だか長辺47㎝の8号大の作品である。
以来、この小学生の頃の第一印象を長く引き摺って来たのだが、今改めて観ると、この絵は下方から仰観しているのがわかる。子供目線のアングルなのである。だからこの絵に接するたびに今もなお、偶々、台所に迷い込んだ子供の気持ちになり、この女中さんが、身近なお姉さんに思えてくる。
シャルダンの「買い物帰りの女中」を、画集で初めて観た印象は「でっかいお姉さんだなぁ」だった。特に下半身がデカイく、スカートがやけに巨大に思えた。本画は高だか長辺47㎝の8号大の作品である。
以来、この小学生の頃の第一印象を長く引き摺って来たのだが、今改めて観ると、この絵は下方から仰観しているのがわかる。子供目線のアングルなのである。だからこの絵に接するたびに今もなお、偶々、台所に迷い込んだ子供の気持ちになり、この女中さんが、身近なお姉さんに思えてくる。