戦友
楽天の田中将大投手の座右の銘は「気持ち」という。左の掌が当たる部分に「気持ち」と刺繍されたグローブが、田中将大モデルとして売られている。「気持ち」と書かれたサインボールもある。どんな時にも気持ちでは後れを取らない、気の持ちようでは負けない、との気合いの現れとみえる。
閑長は田中選手の「気持ち」と、画家ゴーギャンの「意思」とが似ていると思っている。ゴーギャン
は娘への手紙に「人生は意思の程度で決まる」と書いている。人生は「意思」で決せられ、試合「気持ち」によって左右される。フィジカルな要素にメンタルの強さが大きく関わる。
さて今日、田中選手の甲子園でのライバル 早稲田実業 斎藤佑樹投手の引退試合がある。ラスト試合でハンカチ王子の気持ちと意思がみたい。