miyukie33ok’s blog

閑長のひとり言

閑長のひとり言

賽はこれから投げられる・・

 モンティ・ホール問題は、モンティ・ホールが司会を務めるショー番組で出された、三択をネタにした確率問題である。詳しくは、ネット検索でご閲覧頂きたいのだが、要は、三択問題を、「一枝」と、「二枝」のグループに分けて二択にし、どっちを選ぶかという問題と変わらないのである。普通、誰もが倍の確率の「二枝」の方を選ぶだろう。
 誤解の始まりは「モンティ氏が一つのドアを開けて、しかもそれが外れていた」という状況を確率的に折り込んでいないことに尽きる。つまり、「状況」が推移し、消費しているのを無視しているのである。
 かかる状況に対処するため閑長は、「状況確立」なる数学分野を創設すべき、と思っていたが、すでに「事後確率」なる分野があって、モンティ・ホール問題も、その一つとみなされているらしい(Wikipedia)。
 実はここまでは以前に書いた。
 今日は、懲りもせずもう一つ新しい確率分野を提唱したく思う。即ち「確定確率」と「不確定確率」である。「現在確率」と「未来確率」とか、「ゲームセット確率」と「勝負確率」と言い換えてもいい。他の呼称もたくさん考えられる。
 お察しの通り、結果を知らないだけで事実としては固まっている場合の確率と、結果がまだ定まらない場合の確率を指す。
 手も足も出ない不確かさは横に置いて、何とかしようのある不確かさに取り組む未来志向のアクティブな確率論といえる。見方によっては賽が投げられる前の「丁・半」ではあるが・・。
   
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