miyukie33ok’s blog

閑長のひとり言

閑長のひとり言

時間と逆比例

時間と曲比例※

存在と時間」の“時間”は本来の時間ではなく、世界、世間、他人、事物の代名詞のように思う。そんなハイデッガーの書きっぷりである。
 ことほど左様に、哲学上の時間は、時間という名称で代表する哲学的問題は実に多いように思う。だから古今数多の哲学者が論じるているが、やはりベルグソンの「純粋持続」がいちばん有名かつ難解と思う。時間をかけて読んでもいつまでもスッキリとは判らない。
 閑長が信奉するのは、時間という不消化物にはへそ曲がりの解釈むが当てはまるという縁側流、路地モノ哲学である。
 時間が経過するほど、最近に思え、小さな出来事ほど、かえって重大に感じられる。大きな出来事は、アクリルケースにでも入って、机の上で停止している感じがする。

 9.11同時多発テロから20年経っての、時間についての寸感である。
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 ※曲比例は、閑長の造語です。