2021-08-25 弁識 感想 トルストイ「戦争と平和」のラストは「我々は平素、地球の運動を感じてはいないが、だからと言って自由だと思えば ナンセンスになる。だが、束縛をみとめれば法則に達する」と締め括られる。人類の誇り、壮大な叙事詩らしい。無宗教の閑長であるが「従属」は「因果」、「法則」は「悟り」とすると、解りが良くなるように思う。変に自然科学的でない方がよい。 書いて置きたいのはそこではなく、「法則」を識るに「従属」を弁えるという論の逆の流れである。薬はほどほどがよく、過剰では障りも出る。