「万国の万国に対する、宣戦布告のない交戦状態が国際関係である」
閑長の座右の言葉である。原典を読みたくなってアリストテレスの『法律』を探したがなかった。アリストテレスの著作に『法律』がなった。結局プラトンの同名書の中に見つけて安堵したのだが、プラトンもアリストテレスも全集を架蔵してきたのに、いつの間にか記憶違いが起きていた。覚えるときは正確に覚えたが、その後、記憶が変容したのだと思う。
確かな記憶でも変容することがあるならば、事実と思っていても真実ではないという事が起こり得る。近頃多い、お年寄りが絡む交通事故訴訟などをみていてそう思う。