追想を追憶して・・

　何度見てもバーグマン、プリンナーの「追想」はよい。ヘレン・ヘイズの「追想」といった方が良いかもしれない。
バーグマン、プリンナーが恋に落ちるところの伏線不足も、夾雑物のない一直線のストーリー展開に役立っているように思えてしまう。先日、ＢＳで十何回目の視聴を終えた所感である。初めて見たのは昭和の終りの下宿時代、たしか東京12チャンネルの吹替え版だった。在学四年間にニ、三度放送され、その都度嘆息して観た思い出がある。