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閑長のひとり言

閑長のひとり言

松葉散らしの絵

 五線譜に松葉を散らしたような図形は「ビュフォンの針」という数学問題である。
 18世紀、博物学者ジョルジュ・ビュフォンが提起した。多数の平行線を引き、そこに針を落すならば、どれかの線と針が交差する確率はどのようになるかという問題で、線の幅と針の長さには関連した決め事がある。積分幾何学を使ってこの問題は解けるといい、同じ方法を応用して、円周率の近似値も求められるという。
 詳細を解説する数学知識は持ち合わせない閑長だが、その作図を思わせる一枚の絵に巡り合った。今回、映像は間に合わなかった。無作為の中の法則と無作為の中の含意がヘンに呼応する例として、次の機会にご紹介したい。

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