miyukie33ok’s blog

閑長のひとり言

閑長のひとり言

虫の文字

 「類人猿ターザン」で著者のバローズは、チンパンジーに育てられて文明を知らないターザンは、文字の独習法として、一冊の本に記された文字を “ 虫 ” として扱い、同じ虫を集めて 文字 = 意味 として認識していった、と書いている。
  その可否は置いて、無視のような文字はある。閑長の敬愛する初唐の能書家 孫過庭の書は、虫さながらの形態と動きをみせる。蠢動する虫々々、春は近い。
 
  f:id:miyukie33ok:20210314163625j:plain