miyukie33ok’s blog

閑長のひとり言

閑長のひとり言

石のフキと書く花

 黄色の花は春の代名詞とばかり思っていたが、わが家のつわぶき 石蕗の花をみて思いを新たにした。紅葉も終わった小さな庭に彩りを添えてくれている。

 黄色と言えば九谷焼も素晴らしい。つい先日、焼き物展でも気持ちが温まる黄に出会った。小さな香盒だった。派手やかな黄に陽光に憧れる、北国の思いが偲ばれた。

 ゴッホの黄は命の流れかもしれない。短い短冊のように陽光を描いた作品を前にすると、自分が黄金虫にでもなった気持ちになる。「ひまわり」は太陽の賛歌にみえる。

 霜月の終り、黄色に救われる思いがしている。

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