miyukie33ok’s blog

閑長のひとり言

閑長のひとり言

閑長のお絵描き、ひと筆書き

 数学に四色問題という難題があった。地図を塗るのに何色必要かという数学問題。地図だから同じ色が接してはいけない。定理にすると、「平面グラフは4彩色可能である」となるそうな。この問題、十九世紀半ばに発見され、二十世紀に入り、コンピュータの力も借りて「可能」と証明された。以降、四色定理と呼ばれている。
 もう一つ、ケーニヒスベルクの橋の問題。
18世紀の初め、プロシアケーニヒスベルクを流れる川に七つの橋がかかっていて、「七つの橋を 二度通らずに,すべて渡る経路が存在するか」というもの。結局この問題、クイズの様な“一筆書き”のグラフ問題としてとして解決された。つまり一筆書きが可能であれば、ケーニヒスベルクの橋を全て1度ずつ通って戻ってくるルートが存在する。スイス生まれの数学者レオンハルト・オイラーが、このグラフが一筆書きできないこ とを証明し、この問題を最終的に「できない」として決着させた。これは18世紀の話。
 入り組んだ問題を数理的に解決する数学に完敗。数学の諸問題を言語化し、文理科する言葉の象徴力に乾杯!

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