2020-10-10 待つこと、おもいだすこと、ひとり言 リルケは、“詩作とは待つことだ”としている。ニーチェはツァラトゥストラの執筆を振り返って、“ツァラツウストラが自分を襲った”と言っている。 詩聖や哲人には及ぶべくもないが、閑長はこのブログを書くとき、いつも記憶を頼りに思い出しつつ書いている。だから書くたびいつもおよそ半世紀の記憶を行き来する。 新津文紀「あじさい」