2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧
「字」が似ているという体験は多くない。が、それだけに似ていると妙な親近感を覚える。顔や声の近似とはなにか違った、濃い感覚である、 吉田松陰の墨蹟が自分が書いたように似てい、性格や境涯まで類似している錯覚に陥る。右上がりの運筆とやや極端な止め…
コロナ感染者の全数把握を一足飛びに「止め」にせずに、全数報告を簡単にする方法はないのだろうか。 報告内容をA4用紙の半分くらいに圧縮したら、抵抗も少なかろうと思うのだけれど。
「水木しげる」生誕100年で紹介番組が急増している。 今、アニメのキャラクターでコロナと対峙できるのはゲゲゲの鬼太郎だけだと思う。 平和及第 水木しげる先生には、“ 名付け ”の功罪があると思う。 呼び名が付けば身近になる分、神秘感や異界感は薄れる。…
これだけ政界と教団の関係が取り沙汰されると、一石、功罪、毀誉褒貶、そんな言葉を想起してしまう。
故人の弔いと考えず、外交会議の変則開催と思えばいい。
「サンダカン八番娼館」の作者 山﨑朋子の自伝「サンダカンまで」を読んで、一驚を喫した。 若々しい肉声が語り掛けてきた。 屈しない心が立ち昇った。 自伝から入るイレギュラーを顧みず、本歌「サンダカン八番娼館」を手に取った。結局、作者の山﨑朋子自…
時間や角度は60進法だが、それは「60」という数字が、割り切りやすいからだとされる。 確かに2、3、4、5、6 と、五つもの数で割り切れるというのは便利である。 けれども所詮、割る、分けるなどは他人様との関係の話で、一人、二人であれば、割り切れやすさ…
かき氷 ゼリー菓子 アイスクリーム 夏の苦手な食物、とくにお菓子系の三選である。 勝手に食べなければ良いのだが、 かき氷とアイスクリームはさて置き、 ゼリー菓子だけは贈答で頂いてしまって困る。
安倍首相の国葬に対して憲法違反で提訴がされた。憲法・・とまではいかずとも判断が拙速と思う。さんざ統一教会関連の議員があぶり出さり、糾弾されるなか、張本人たる元首相の教会との関係を検証、説明せずして即国葬とは、それこそ民主主義の精神に反しは…
一人称の死を経験することはなく、経験できるのは二人称、三人称の死だけだ、と云われるが、誕生だって同じことである。 生の始まりである“ 誕生 ”は、死と比べ関心も興味も格段に低いが、誰もしっかりと、一人称で見定めたことはないのである。
夏の高校野球の決勝は、仙台育英と下関国際に決まった。試合は明日である。 もし準決勝の東北勢同士の激突 仙台育英対聖光学院で、聖光学院が勝利していたら、決勝は福島代表の聖光学園と山口代表の下関国際の闘いとなり、明治維新の会津戦争、つまり会津対…
蝉は地上に出てから一週間しか生きられない。というのは人間のさかしらか。 地下の7年とか13年の毎日は、自遊自在の韜晦生活かもしれない。
柔道を柔術、つまり“ 殺し合い ”とすれば、引き分けは引き分けで、攻勢、守勢判断の優勢勝ちはあり得ないだろう。 戦国の城攻めで、落城できなかったら勝負はつかないのであり、攻め手の優勢勝ちとはいわないのだから・・
大修館書店から「品格語辞典」が発売された。広告では、がんばるを勤しむ、ちょっとを少々など等、日常語を品位のある言葉にかえて紹介している。労と貢献を多としたいが、要は類語辞典の上品版である。どうせなら、下品版も作られたら、重宝と思う。それよ…
岸田劉生は浮世畫の特徴を「『浮き世』に對する深いリアリズム」と言っている。 画家としての自己を写実的神秘派と称している。 してみると劉生の絵の解釈には、リアルと写実の向う側を見る目が必要と思う。 透徹した目を持たない閑長は、せめて劉生画を見続…
決勝戦が強さの勝負とすれば、ベスト8は個性のぶつかり合いだろう。だから面白い。 高校野球の話である。 ベスト4はと聞かれれば、決勝前の運試しだろうか。
有事に備えるのは大切だけれど、 中国が台湾に攻め入ることは、まず無かろうと思う。 ただし、 何かの拍子に国際間の軍事、政治、貿易等々のバランスが崩れた時が危ない。 国家のトップの精神のバランスが崩れた時も同様に可能性が高まる。 ロシアのウクライ…
新約聖書はマタイ伝から始まるからマタイ伝が最初に書かれたと思っていたら、マルコの方が先だった。 マルコ、マタイ、ルカ、ヨハネを読み比べれば、制作順すぐにわかることだった。 マルコが一番、質朴であり、未完的であり、粗略である。つまり文学になっ…
以前、雛祭りを「結婚式の模擬儀式」「代替リハーサル」と書いた。亡父が初孫のひな祭りにそう語り、「本当の結婚式までは命がもたないものだから・・」と続けた。四半世紀も前の事である。 してみると「お盆」は「葬式の予行演習」と言えるかもしれない。 …
昨日の投稿で、全詩集を架蔵する詩人のすべて女性であったように、閑長は女流詩人が贔屓である。詩ばかりか、短歌も俳句も女流が好ましく思う。男性は形而上がかって堅苦しいのみならず、ウットオシイ。 絵画はといえば、これは女性男性五分五分に思う。良い…
石垣りん全詩集 茨木のり子全詩集 吉原幸子全詩集 ゲーテ「ファウスト」全邦訳 E.ブロンテ「嵐が丘」全邦訳 メルビィル「白鯨」全邦訳 ミッチェル「風と共に去りぬ」全邦訳 基本、全て初版である。 岩波数学辞典5冊以上 岩波国語辞典10冊以上 広辞苑10冊以上…
芭蕉の「古池や蛙飛びこむ水の音」の『水の』が余計では・・という話は随分前に投稿した。 芭蕉本人に聞かせたら、否みも怒りもしない一方、肯ずることもないと思う。 『水の』の言葉ひとつによって、あがる水滴とゆれる水面がシカと映像化される。
新型コロナウィルスの最良の予防法は、過去に罹患して「軽症」で済んだ人100人にアンケートを実施して、高熱やのどの異常な痛みなどの症状を伝えてもらう事だと思う。 世間一般の”軽症”とコロナ患者のそれとは、レベルが違い過ぎる、らしいので。
8月に入ると、戦争関連の特集や記事、番組が増加する。 直接の関係はないのだが、世界最強の特殊部隊は、英国SASが指揮する米国Seals部隊と思っていたが、 21世紀には、AI指揮のドローン部隊になるかもしれない。 恐れを知らない、命知らずに怖いものも敵も…
酒を円やかにするという錫製の酒器を使い、 円やかどころかなぜか口中がビリっ、とする感じでガッカリした。 きっとアルミや銀紙で起こるガルバニー電流の記憶が蘇り、 条件反射になったからと思う。酒仙福澤朗氏はこの条件反射をどう克服したのだろうか・・…
方言も 過多だと朝ドラ ウットオシイ放言が 過多だと国会 小気味いい 法諺が 過多だと世の中 行き詰まり
美術館の紀要を読んでいて、 麗々しい”当たり前”の掘り下げ、 限定句過多の言い回し、 妙なへりくだり、等々に食傷した。 編年の数字を扱うのに、表もグラフも使わないのに呆れてしまった。結局、斯界はこのヒエラルキーと湯加減、 つまり遠慮と忖度、摩擦の…
どうしてこんな小説を書いてくれたのだ! そう言いたくなる一篇だった。武者小路の青春小説を想った。 長編にもO.ヘンリーの切れ味があった。 ボクシングは将棋と同じと気付いた。残り少なき身に「Box!」と嗾けたくなった。
マスクをしていると皆、美男美女にみえる。 鼻から下は生活を現し、現実を見せるからだと思う。 目だけであれば、理想が実態をカバーしてくれる。 してみると、目が口ほどに物を言うのは、 “こころ”について、であって、 目が伝えきれないモノも多いように思…
碩学A.G.ラッセルが、若く頭がフレッシュに時は数学に没頭したが、中年になって頭の働きが衰えると哲学を研究し、老年と なった今は歴史を研究していると語っているが、共感してしまう。勿論、レベルの差はあるのだが。 数学は切り結び、哲学は眺め渡し、歴…