戦友
楽天の田中将大投手の座右の銘は「気持ち」という。左の掌が当たる部分に「気持ち」と刺繍されたグローブが、田中将大モデルとして売られている。「気持ち」と書かれたサインボールもある。どんな時にも気持ちでは後れを取らない、気の持ちようでは負けない、との気合いの現れとみえる。
閑長は田中選手の「気持ち」と、画家ゴーギャンの「意思」とが似ていると思っている。ゴーギャン
は娘への手紙に「人生は意思の程度で決まる」と書いている。人生は「意思」で決せられ、試合「気持ち」によって左右される。フィジカルな要素にメンタルの強さが大きく関わる。
さて今日、田中選手の甲子園でのライバル 早稲田実業 斎藤佑樹投手の引退試合がある。ラスト試合でハンカチ王子の気持ちと意思がみたい。
スパン違えば・・
感染者の数字をみるとコロナは終息に向かっている。少なくとも低水準で落ち着いている。コロナウィルスの次の戦略が気になる。冬の訪れとともに、反撃の大攻勢に出てこなければよいのだが。
さて今、母なる地球 Mother earthにもしインタビューしたなら、「コロナで人類が滅んでくれると良い」と答えるかもしれない。確かにここ数百年の規模でみたなら、人類はまさに地球にとっての厄介者だろう。資源を貪り、他生物を追いやって、環境を破壊している。
しかし、数億年のスパンで観たなら、ホモサピエンス以上の最悪最強の悪玉名主が出現し「こんなことならあのホモ・サピエンスの方がなんぼ良かったか・・」と、Mother earthがボヤく事態にならないとも限らない。
短期、長期、超長期、人類史、哺乳類史、地球史・・視点のスパンが変われば、評価も判定も変わってくる。
ダブルオーの血脈
次作の007ジャームズ・ボンドは女性になるだろう。「ノータイム・ツゥ・ダイ」でお目見えした娘さんへの " 古名跡 " 引き渡しまでのショートリリーフか。とまれ歴代ボンドの売りポイントと次代女性ボンドへの期待を整理してみた。
ショーン・コネリー:丸出しのスノベリー
ジョージ・レーゼンビー:アクと押し出し
ロジャー・ムーア:諧謔的ユーモア
ティモシー・ダルトン:ウルフ的風貌
ピアース・ブロスナン:取り柄無し
ダニエル・クレイグ:タフな野性味
次代女性ボンド:ラファエロ前派的プリミティヴ
そして閑長が考える歴代傑作選は下記のとおりである。
ショーン・コネリー「ロシアより愛をこめて」、ロジャー・ムーア「私を愛したスパイ」、ダニエル・クレイグ「カジノ・ロワイアル」
007の次期作が傑作選の四作目に名を連ねることを期待したい。